参加:34名
― 5月19日(日)― 4班 冨田 実
「ゆとりの森」に下見に来た時は、コバノミツバツツジのピンクの花が山裾一面を覆い絶景でしたが、例会開催の日は新緑の濃淡がこれまた絶景。鶯も「ホーホケキョ」と見事な鳴き声を響かせておりました。
当日は、薄曇りの絶好の作業日となり、遠くにも関わらず皆さんの集まりもスムーズで、スケジュール通りに進行。原田副理事長の「安全を第一」に事故がないよう取組みましょうとの挨拶を皮切りに、佐藤さんから前年この場所で発生したヒヤリハットの要因及び諸注意について説明の後、班ごとに作業内容の合意形成をはかり作業場所へ移動。
いずれの作業エリアとも枯れ松が多く景観を損ねている状態。
経験豊かなA班においては、遊歩道沿いにある枯れ松や雑木を中心に次々と伐採。チルホールが必要な枯損木伐採時には、取扱いの操作説明を加えながらチルホールを設置。伐倒体制が整った時点で「チルホール操作側」、「チェーンソー使用側」と連携を確実に取りながら、張力の掛け具合や、追いを入れる深さなど身振り手振りを交え、熱のこもった指導付きで作業を行っておりました。操作に関わったメンバーの方は大変勉強になったと思います。
B.C班においても同じような現場環境で、眺望を妨げているヒサカキ・ソヨゴ・アセビ等の常緑樹を手分けして伐採。作業途中での枯損木伐採では、チェーンソーを日頃扱う機会の少ない若手に交代で体験させるなど、ベテランが付き添って実技指導。さながら「教育研修の場」になっていました。初めて参加された方は、育成講座以来の経験で大変勉強になりました、達成感があったとの声も。
全体的には、眺望を妨げている支障木は、ある程度処理する事ができましたが、景観を損ねている立ち枯れ松などは、大径木が多く数本程度の処理に留まり、また、時間を要する樹高のある大径木は次回以降の宿題としました。
作業内容の反省として、伐採した後の「枝払い、棚積み」にやや粗雑な個所が散見された点が今後の課題。参加者それぞれが「枝払いの方法や棚積み」は、どの様にすべきなのかを学び直し、次回の例会では改善されたきれいな棚積みを見たいと思います。
昼食時には、オーナーの沖野さんが直々に「かまど」に火を入れご飯を炊き、ジビエ(猪肉)をご提供下さり、“心のこもったおもてなし”に参加者共々感謝。たっぷりのお代わりもあり美味しく頂戴いたしました。ありがとうございました。最後に、事故やケガなく無事終え解散。皆さんへ感謝申し上げます。
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