今月のひと枝「ムラサキツユクサ」

ムラサキツユクサ (紫露草) <ツユクサ科 ツユクサ属>

高さ50~90センチになる北アメリカ原産の多年草。
葉は長さ30~45センチの線状。平で細長く、先の方がとがり、付け根部分はやや広い披針形 (ひしんけい)。花は2~2.5センチで透明感のある青紫や赤紫色。朝に開き夕にはしぼんでしまう一日いちにち花ばな。花の寿命は1日であるが、次々咲く。日本には、観賞用草花として明治時代の初めに輸入され各地に栽培が広がったとされる。名は、花の色がツユクサと似ていることから。非常に丈夫で育てやすく、人家のそばの空き地に野生化して生えているものもある。・・・▼庭に咲いたムラサキツユクサ。葉に勢いがあり、花の色や形が実に美しい。夕には萎しぼんでしまうが、翌朝には別の蕾が新たな花を見せてくれる。▼初夏の候、ノアザミ、ウノハナ、木によじ登るは闊達なノイバラ。芳香を放つスイカズラ。耳をすませばホトトギス。▼命溢れる自然界。季節を存分にキャッチしたい。

~佐伯区湯来町 2024・5~


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