開催日時:2018年10月28日(日曜日)
場 所:大竹市松が原フィールド
参加人数:参加者39名 スタッフ
今年のもりメイトキッズ「わくわく森の学校」のテーマは”自然を深ぼり“。専門の先生をお招きして、なぜ森の手入れが大切なのかを学びながら森の整備を体験してきました。
最終回のメインプログラムは野鳥観察会。野鳥に関しての第一人者である吉見良一先生をお招きして色々お話を伺いました。
巣箱の説明をする吉見先生
今回のプログラムを行うにあたり、事前に下見をし、先生の資料を揃えて準備万全のつもりで当日に挑みましたが、パソコンの確認不足でプロジェクターを使っての学習が出来ない事がわかり、朝一番から慌てふためいてしまいました。しかし、吉見先生が写真入りの資料を予め用意してくださっていたおかげで、事なきを得ました。午前中は先生の資料を使いながら、鳥について学びました。ウグイスの鳴き声に 違いがあり、それは繁殖するためのさえずりだったり、低い鳴き声は危険を知らせる合図といった、鳥の特徴や特性、習性等のお話を色々伺いました。その後フィールドへ出て、鳥が住みついてくれることを願いながら、巣箱を設置しました。
巣箱を設置する
午後からは、巣箱に鳥が入りやすいように、巣箱の周りの雑木の除伐を行いました。徐々にではありますが、子供たちはノコを使う回数が増えるにつれ扱い方に慣れてきたようで、作業のスピードが上がり、フィールドも随分明るくなりました。これなら きっと鳥も巣箱に気づいてくれることでしょう。来年、鳥が住みつき、観察会ができればと今から楽しみです。今回で今年度のキッズは終了です。毎回ボランティアに参加してくださった大学生も、来年は4期生で身辺が忙しくなり参加できなくなるのは寂しくもありますが、先輩に続いてくれる下級生が増えてくれれば、と思います。
森林整備をするキッズとフォローする学生
学生たちの力はとても素晴らしく、子ども達、保護者のみなさん、スタッフが協力して支え合い、よい学びとなった事を確信します。
ありがとうございました。
お手伝いしていただいた大学生
《1年を振り返って~保護者からのアンケートより》
・森林整備を初めて体験してずっとやってみたかったので満足でした。
・昆虫の先生の講義もとても面白かったです。
・なぜ山の手入れが必要なのか、一年の活動を通して理解が深まったと思います。
・自然の中で虫を見つけたり竹の滑り台を作ったり、多くのことを体験でき、毎回参加することが楽しみでした。。
・子供たちがすごくイキイキと楽しみ、森や自然などさまざまなことへの興味、関心が深まったと思います。
・各回で専門の先生にお話を聞かせていただき、毎回新しいことを知ることができました。森に入ること、柔らかな土の感触、虫や草に触れる事、全てが普段ふれることのできないことで、本人も楽しかったようです。ノコギリが使えるのも良かったです。
・自然を通じ、樹木や虫、鳥などの生物の大切さを子供たちが学べたように感じます。ノコギリの使い方や食べられる木の実など、学校では教えてもらえないことを体験できた事は、とても良い経験になったと思います。また、ぜひ参加させて頂きたいと思います。
森の中で昼食をとる参加者、学生
(報告:佐々木綾子)
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