多様な植物が育つ環境には多様な昆虫が生息する。里山の手入れは生き物にとって とても大切!!
開催日:2018年6月10日(日曜日)
場 所:大竹市松ケ原
天 気:くもり
当日は雨予報の中、曇り空とにらめっこしながら無事に屋外で観察会を行うことが出来ました。
今回のテーマは「昆虫を深ぼり」ということで、広島市森林公園こんちゅう館学芸員の坂本先生をお迎えして、昆虫の生態系を通じて森林整備の重要性を講義していただきました。また、専門家の観察会ということで、松ケ原の町内会の方にも呼びかけ、数名の方が参加されました。
午後からは雨の予報だったため、予定を変更して午前中に屋外での観察会を行いました。森林に入る前の、集落の里山で、坂本先生はいち早く発見した昆虫を、いとも簡単に捕らえ、その昆虫についての説明をしながら、手入れされている里山で多様な植物が存在することが、昆虫が生息する上でとても重要だと説明されました。観察会の中で保護者の方から『家の周りはダンゴムシがたくさんいるのに、ここ(松ケ原)にはいませんが・・』との問いがあり、『それは家の周りの環境が問題であり、松ケ原は里山を手入れしているおかげで多種多様な昆虫が生存できる環境が整っている』と回答しておられました。また、いつもの森林フィールドでは、コナラの木に寄ってくるクワガタやタテハチョウを観察しながら、なぜ寄ってくるのか、幼虫はどこにいるのかなどの説明があり、子供たちだけでなく、保護者やスタッフも興味深く耳を傾けていました。
観察会、昆虫採集の様子
午後からは、屋内で午前中に採取した昆虫を、プロジェクターに写して観察しました。それぞれの昆虫に対し、坂本先生が出した問いにいち早く解答してるのは高学年の子供たち。そのスキルの高さに坂本先生もスタッフも驚いてました。子ども達も真剣そのもの、目をキラキラさせながら先生の話に聞き入っていました。
★保護者からの声★
『お天気にも恵まれて、本当に楽しかったです。娘は、私にベタベタもせず、ぐずぐずも言わず、本当に楽しんで、自信をつけて帰ってきました。沢山誉めてあげる事ができて、私も嬉しかったです。スタッフの方々、食事を作ってくださった方々、本当に感謝です。次回も楽しみにしています。』 『日曜日は、本当に楽しい一日をありがとうございました。子供達に分かるように嚙み砕いて説明して下さったおかげで、大人も深く理解できたと思います』。 |
報告:佐々木 綾子
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