【報告】「 熊 野 古 道 」を歩きました

<日 程> 2016年10月1日(土)~4日(火)

<参加者> 砂原  北田夫妻  中司  末本  木原  杉田 東田

熊野三社に続く熊野古道は、甦りの道。古来から、神々のおわす森と崇め、平安時代の帝から江戸時代の民衆の熊野詣出人気。今は欧米人に人気の様子。千年前から変わらないであろう、自然のままの険しい道だった。

 美しく植林された杉、檜が_天に向かう直線と、混沌とした原生林。急斜面にかろうじて人が通る幅を削るようにしてつくられた道。根っこが履い、不安定な礫石や滑りやすい石畳。さんざん登ったかと思えば下り、また登りの繰り返し。まさに修行だ。

 道すがら、さすが世界遺産の間伐! と感心する仕事ぶり。間伐材で棚がつくられ美しい。逆に、切りっぱなしで転がしている所もあり、この違いは何か?業者の差か?予算か?と話す。樹齢数百年の大木や、珍しいキノコや蛍光オレンジの粘菌類にも目を奪われる。コーヒータイムも欠かせない。そんなペースで進んでいたら、あたりは真っ暗に。ヘッドライトをつけ、ヘロヘロと歩き続ける。

やっと民家の明かりが見え公道に近づいた時、砂原隊長は民宿に予定より遅くなると電話した。「迎えに行きましょうか?」の温かい声に、アッサリ「いえ、皆歩きたいですから」と答え、救いの光は消えた。道はまた山中へ入り、皆、言葉は少ない。

翌日は_雨。雨の熊野古道はさらに神秘的で美しいが、ますます厳しい修行だった。カッパ着て雨の中 山歩きなんて、相当の物好きである。雨がひどくいよいよ聖域に入る発心門王子で諦め、バスで熊野大社へ。2日間で合計23キロの道のりを歩いた。身体はバキバキ。湯の峰温泉で癒され生ビールで復活。

 最終日はごほうびの如く優雅な熊野川下り。船頭さんもめったに会えないニホンカモシカが見送ってくれた。

綿密な計画を立て導いてくださった砂原さん、北田さん、ほかお世話いただき皆様有難うございました。

 

 

山楽部 ツアー報告:東田 京華

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