参加者と記念撮影
「祝日 山の日」、実は 広島からの発信!
今年から8/11(木)が祝日となりました。
山の日の趣旨は山に親しみ、恩恵に感謝する意義や山の持つ多様な価値、恩恵を広く共有すること。山や森の大切さを理解し行動する人の輪を広げ、次世代に引き継ぐことを銘記する日です。
14年前の2002年2月に「第7回森林と市民を結ぶ全国の集い」が東広島市で開催されました。県内の各ボランティア団体が関わり、わが俱楽部も参加。私は事務局長という重要な役割を任され、たくさんの俱楽部員の協力の下、全国から多くの森林関係者が集い、3日間にわたる充実したプログラムを無事に終えることが出来ました。この時の大会宣言が「祝日に海の日があるのに山の日がないので6月の第1日曜日を山の日」として活動をしようというものでした。
作業の説明をする見勢井理事長(左)と挨拶を行う山本副理事長(右)
広島での山の日の活動 第1回は白木の山城でのコンサート ♪♪
その年の6月、広島県では「第1回ひろしま山の日」が東広島市で開催され、その後、毎年県内各地でメイン会場を持ち回りで開催されてきました。
第1回の行事開催にあたり、俱楽部内で開催目的について検討した結果、メイン会場の東広島に集うばかりが山の日ではない。それならば我が俱楽部が整備を続けてきた活動拠点のひとつである白木町井原の中世の山城「北田城跡」で森の手入れと、もりのコンサートを開催しようということになり、単独での山の日をスタートさせました。
この場所は城跡とは思えぬほど荒れ果てた藪藪状態。それを綺麗な史跡として整備した場所で、俱楽部が発足して行う初めての大きなイベントでした。
県内でトップクラスの舟入高校生徒によるブラスバンド演奏、地域住民による産直コーナー、クラフトコーナーなども出展し森の楽しみや大切さを理解してもらう機会となり、地元を始め参加した沢山の人々に大変喜んでいただきました。東広島でのイベントと同様な扱いで中国新聞の記事にもなり、活動の大きな励みにもなったことが思い出されます。
そんな長年の活動の実績や各界の尽力により、今年から念願の山の日が祝日として制定されたことは誠に喜ばしいことです。
山城での舟入高校によるもりのコンサート
笛や太鼓が響き渡り山頂で舞う神楽は見事でした。
「記念植樹祭」16名が植樹の指導に参加 レンゲツツジを植えました。
今年の記念すべき第一回の山の日は 「もみの木森林公園」での「山の日記念植樹祭」の実行委員として関わることになり、俱楽部からは16名の植樹指導者が参加しました。
当日参加者は約170名。各参加者は受付時、弁当やお茶、1~2リットルの散水用ペットボトルを受け取りました。高速道路での事故の影響もあり開始は30分程度遅れましたが、山本副理事長の名司会の下、開会式が始まりました。実行委員長である安井佐伯森林組合長の開会挨拶、眞野廿日市市長ほかの来賓挨拶、植樹祭の趣旨説明、注意事項などの後、私の方から「植樹の仕方」について説明をしました。記念植樹は体力に自信のない人は麓のデイキャンプ場へ、元気のある人は県庁山の会の会員をリーダーに10班に分かれて頂上へ向けて登山。約1時間かけて約170名全員が1,072mの小室井山頂上へ到着。俱楽部メンバーの指導により約200本のレンゲツツジを植樹したのち散水しました。頂上での森林内は涼しく、昼食後は鈴張神楽団の若い青年団による神楽の舞や餅蒔きなどで楽しく過ごし、全員による記念撮影後、班別毎に下山開始。40分程度で全員無事に到着。閉会式後、解散となりました。
植樹の様子
※植樹したレンゲツツジは「旧吉和村の花」で、今後数年かけて頂上付近をレンゲツツジでいっぱいにしたいとのことです。
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