来年で倶楽部が発足して20年になります。今月は、理事長、副理事長の3名にご登場いただき、「もりメイト養成講座」へ入られた当初の思いを語っていただきました
平成21年5月撮影 もりメイトキッズにて。若さゆえエネルギッシュにあふれてますね!
【理事長:見勢井 誠 (1期生)】
山に関する豊富な知識を活かし、自然の仕組みをよく分かるように話をされる理事長の見勢井さん。もりメイトキッズにて
「小さい時から山や川を相手に遊んでいました。高校時代から山登りを始め、会社に入って落ち着いた頃、山へ入ろうとしたら、山道がなく藪になっているではありませんか。ちょうどその時、山の手入れをしようという「市民と市政」の募集がありました。前の年には、森林インストラクターの講習を受け(2期生)、山の会にも入っていましたが、養成講座はどうしても受けたくて、葉書にいろいろ書いてアピール、176人中30人で難関を突破しました。」
子供たちに森に潜む危険な植物、昆虫の話をする見勢井理事長
<森林インストラクターの他、自然観察指導員、ネイチャーゲーム、きのこ、ツリークライミング、チェーンソー、薪割りなど自然に関わる体験では自他共に認める実力者
【副理事長:山本 恵由美(1期生)】
ボランティアに参加する学生や会員にとっても副理事長の山本さんの存在はとても大きいです。(一番右が山本さん)
「森とは“食”との関りがきっかけでした。20代に単身で世界一周の旅へ出かけた際、食べ物や水に餓える体験を重ねました。帰国後は、『食べる事』に興味を持ち、農業体験塾“ゆうゆう塾”を立ち上げました。ある年に田植えをして張られた水を見て、この水は何処からくる?それまでは考えてもみなかった事ですが・・。目にした市民と市政に応募。受講後はそこで知り合った見勢井さんや受講生に声をかけ、倶楽部を立ち上げ初代事務局長に。」
<倶楽部のプロデューサー的存在。行く先の舵を取りつつも、メンバーへのきめ細かな配慮には目を見張る。森づくり推進委員ほか行政の委員も多数歴任。修道大学講師も務める>
【副理事長:山田 政延(2期生)】
もりメイトキッズにて。分かり易く作業の指導をされるので、子ども達の理解も早いようです(一番左が山田さん)
「実家のスギ林の手入れをどのようにするか、父が亡くなり、ちょうど枝打ちの時期にもきていた時、たまたま、養成講座の募集があり、講座終了後、いろんな人のやり方を知りたいと思い入会。実家の家業はコンニャク作り。1,5㍍の大きな釜が3つあり、そのとき使う薪を調達するため小さい頃から、父と一緒に山に入っていました。父が木を切っている間、山で隠れ家を作ったり、イチゴを食べたりよく遊びました。その時すでにチェーンソーもありました。」
ノコの使い方を教える山田さん(一番右)
<実家は岡山の新見市のご出身。機械に詳しく、プロ級の知識と腕を持つ。チェーンソーの歯を砥ぐ時は「歯の気持ちになって」角度と向きを正確に、と、山田さん。>
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