・活 動 日: 2015年12月19日(土曜日)
・場 所: 広島市佐伯区湯来町多田字大谷大峯
・参加人数: 16名
年内最後の12月度の間伐部会は、今冬最も冷え込んだ中での作業となった。
その様な中でホットな話題2件
① チェーンソー作業における安全意識の劇的変化
②安佐北消防署の現役隊員2名の“間伐部会体験入隊“
をお伝えします。
先ず、安全意識の劇的変化ですが、先月11月度の間伐部会でチェーンソー作業の危険性と安全対策について説明したころ、防護ズボン・チャプス着用の必要性で大いに盛り上がり、購入希望の声が多く上がりました。
早速、希望者分をまとめて購入すべく森林機械販売を行っておられる「有限会社山陽精機」殿へ事情を説明し相談。その結果、大量購入にも関わらず快く引き受けてもらうことができ、迅速 且つ安価に提供頂き、今月度の間伐作業開始前には希望者に配布、早速着用しての作業となりました。
結果、間伐部会の常連メンバーは防護ズボン・チャプスの着用率がほぼ100%を達成。また、これら用具着用による安全性確保に加え、安全伐倒技術についてもベテランから初級者への伝承も活発に行われる様に変化。間伐部会内での安全意識の劇的変化は目を見張るものがあります。
次に、安佐北消防署所属の現役救助隊員2名(越智さん、中尾さん)が、我が間伐部会へ“体験入隊”された件について。
当日の早朝に24時間の勤務を終え、勤務明け早々に参加。いずれも30歳前後の若い消防隊員で、疲れた様子は一切なく元気はつらつそのもの。部会メンバーに自己紹介の後、午前中は、切り出した材を広場に持ち出して玉切り、受け口・追い口作りのチェーンソー作業の基礎練習、午後は森の中に入り、チェーンソーを使って実際に立木を倒す作業を体験してもらいました。
指導には、間伐部会の中でも技術練度がトップクラスのベテランがあたり、マンツーマンで指導。厳しく、然し親切丁寧な指導で、教える方も、教わる方も真剣に取り組みました。元々、消防隊員2人は、業務でチェーンソーを使用することがあり、立木を倒す経験は初めての事とはいえ、キビキビした動作や受け答えは普段からよく鍛えられている事が一目瞭然である。間伐作業を学びたいと言う熱意も伝わってきて、教える方も気持ちが入りついつい熱が入る。まさに“打てば響く”を地で行く指導となった。
次回以降の間伐部会へも是非参加して頂き、高齢化現象が始まっている間伐部会に喝(活力)を入れて貰いたいと願っています。
《今回初めて参加された広島市安佐北消防署 警防課 越智 洋介様からのお礼文》
本日は、先輩の秋武さんにご無理を聞いていただき、私と職場の後輩の2人で、もりメイト倶楽部の間伐作業に参加させていただきました。
職業柄、チェーンソーを扱うことはあるのですが、間伐のような本格的な作業は始めてです。 緊張と不安の中、みなさんに暖かく迎えていただき、また、文字通り手取り足とり、1から10まで様々なことを教えていただきながら、作業をさせていただきました。 チェーンソーの扱いから、木の伐採の方法、安全管理などなど。 なかでも、間伐作業に入ることで、木を守り、土地を守り、山を守ることで、ひいては、土砂災害などの自然災害の危険を減らせると教えていただいたことは、昨年の豪雨災害を経験した私にとって山を見る視点を少し変えてくれたような気がします。 これからも、機会をとらえて作業に参加させていただき、少しでも自分の力が社会のために役立てばと思います。 本日は、たいへん貴重なお時間の中、私たちを受け入れてくださり、本当にありがとうございました。
広島市安佐北消防署 警防課 中島救助隊 副隊長 越智 洋介 指導を受ける越智様
|
(報告:河野 裕人)
No comments yet.