台湾原産の帰化植物。大正時代に観賞用として日本に入ってきた。自家受粉で種子が出来、成長が早く繁殖力が旺盛なため日本各地で野生化している。立秋を過ぎた頃から秋にかけて道端や法面、荒地などで白い大型の花を咲かせる。“テッポウユリ”と似ているが、花の外側に赤紫の筋が入り、葉が細長いのが特徴で「ホソバテッポウユリ」の別名を持つ。また、“タカサゴユリ”と“テッポウユリ”との雑種で外側が白い“シンテッポウユリ”も多く見られる。・・・▼晩夏の候、もりメイトキッズ3回目に参加。自然の中でたくさんの笑顔が輝き、「子どもが毎回楽しみにしているんです」の声が実に嬉しい。▼草むらにうつむいて咲いていた“タカサゴユリ”、石垣や道路の隙間からでも、ぐんぐん茎を伸ばし花を付ける。▼土砂災害から1年、未解決の問題も山積みと聞く。被害者の悲しみや喪失感はいかばかりか・・。その思いには到底及ばないが、ヒマワリの様に明るく、タカサゴユリの様に逞しくと、共に歩みながら祈るばかりである。
―2015・8・23 松が原 もりメイトキッズにて―
原田 澄
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