開 催 日:2015年6月21日(日)
場 所:広島市佐伯区湯来町大字多田字上中山の私有林
参加人数:13名
間伐前のチェーンソーの点検!念入りに!
先月に引き続き、湯来町多田上中山の私有林での間伐作業を実施した。樹齢45年生の人工林のスギの成長はばらつきがあり密集度も高い。過去に間伐を実施してはいるが、まだまだ間伐する必要がある。
現場は足元に笹が生い茂り、その下には窪みや伐倒木が隠れて歩きづらく、移動や伐倒作業で退避する際に転倒等の危険がある。山割の確認、班編成と人員割付、作業手順の確認を実施し、作業の安全を徹底、危険予知訓練を入念に確認した。
最後に全員で“ゼロ災でゆこう!ヨシ!”の掛け声で“タッチアンドコール”を行い現場に入った。
一般的に、スギはヒノキに比べ枝が折れやすく掛り木になりにくいのだが、隣接するスギの大木同士の枝張りが込み合って、各班とも掛り木が多発、その処理に四苦八苦であった。とはいえ、狙った方向に正確な伐倒が出来るか、良い訓練となった。それだけに、一発で大木を伐倒出来た時の爽快感はひとしおである。間伐作業が病みつきとなる一因である。
間伐作業では、定期的に休憩をとります。木漏れ日が差すようになった森のきれいな空気を胸いっぱい吸うと、間伐作業の疲れも心地よく感じられ癒されます。間伐作業が病みつきとなり、次回も参加したくなります。皆さんも如何ですか?
作業後のミーティングでは、現在の間伐部会の進め方が妥当か全員で意見交換した。伐倒木の数を競うのではなく、安全最優先とし伐倒技術の向上に主眼をおいた今の進め方で良いという意見で一致した。
また、安全監視員1名、リーダ1名、作業者1名という3名で班を構成するのが安全を確保でき作業効率も良いという結論となった。班毎に団体行動をとることで安全監視員の安全管理が徹底できる為、単独行動は避けたいという意見も出た。
リーダ(手前)と一緒にチェーンソーによる伐倒作業を実施中。受け口を作った後は、追い口を入れていよいよ伐倒です。リーダに見られていると、作業をする方も緊張気味です。
一方で、現在の間伐部会(いうなれば、基礎技術修得編)に対し、日程・エリアを分けて少人数のベテランメンバーで、集中的に間伐作業を請け負う実践編の間伐を行ったらどうかという意見も出た。
ベテランによる受け口
追い口。上手く倒れるか緊張の一瞬!
現在行っている新しい間伐フィールドの選定に合わせ、検討したい。
(報告:2班 河野裕人)
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