数年来交流を持つ2つの団体からの要請を受け、下関市豊北町「粟野川と共に生きよう会(通称 共生会)」の椿谷整備と山口市小郡町「ランプの宿」での遊具の設置や森林整備の応援に3/28~30日の3日間、倶楽部員6名(山崎、山本、岩田、砂原、了泉庵、見勢井)が参加しました。
一行は豊北在住の会員(元副会長)の白石さんと合流し、久方ぶりに3日間行動を共にしました。豊北町は角島で有名。海の美しさもさることながら、川もサケが遡上する南限。粟野川の清流はアユ、シロウオなど多くの生き物を育み、青のりは四万十川産より美味しいと定評がある。元小学校長の中嶋さんの案内で共生会の活動場を見学。近々廃校が決まっている学校に炭窯を設置し、川に炭を投入するというプロジェクトを小学生と共に行っているとのこと。他団体と共同で指定管理をしてる幼稚園跡で、会の女性陣による地元産の手づくり昼食を、関係者と一緒に頂きながら活動について情報交換を行いました。
地元の方たちと薮化したツバキの群生地である椿谷に向かうも、あまり人手の入らない場所のために道路が荒廃しており、途中から徒歩で現場に向かうことに。椿の林もまた密植状態であったが、10数名での作業の結果かなり明るくなりました。
翌29日は阿川漁港にて競りを見学。共生会の方と地元白石さんが赤ナマコ、ザザエを競り落として下さり、大漁のお土産を持って小郡へ。
小郡の桂谷ランプの宿では、まず「わらべの森」に大人用ターザンロープの設置から始まり、2日間にかけてログハウスの屋根にかかる倒木の処理等を行いました。建造物に近い支障木をどうやったら安全に伐木できるか、普段の森林整備ではなかなか体験できない高レベルのスキルを要求されますが、工夫しながら進める作業は奥が深くいつも勉強になります。折れた部分を支えるために両サイドの杉にチルホールのワイヤーを渡し、もし伐倒時に屋根に落ちる場合を想定し、防御として梯子をデッキにくくり付けました。見事ワイヤーの上を滑り落ち、最後に梯子作戦も功を奏して思った通りの方向に倒すことが出来ました。夜も恒例のBBQ、豊北町の共生会の重中会長と中嶋さんも駆けつけて下さり、今宵は海鮮三昧。今回の遠征、飲んで仕事して交流し、充実した3日間でした。
(報告:3班 山本恵由美)
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