全国各地で見かけられたヒョウモンモドキは現在は絶滅危惧種となり唯一、広島県の世羅台地にしか生息していません。このヒョウモンモドキは湿原に生えるキセルアザミと私たちのよく知るノアザミの両種が必要な蝶々
平成24年春、三原市庁舎内で国、県、市、町、団体などの関係者が集まりヒョウモンモドキ保全協議会が発足しました。当倶楽部では広島市昆虫館学芸員の坂本さんからの協力要請があり、初年度から参加。環境省からは3年の期限付きで補助金がつき、26年度で終わりとなりますが、改めて申請をされているところです。重点度の高いものは当然護るべきものと考えますが、それでも国はおいそれと補助金は出してはくれないのが現状です。
この3年間毎年、年間20日程度で約100名が保護活動に出向いています。広島にしかいない希少生物を絶滅させてなるものかと、夏の暑い時期や冬の寒い時期にも、泥沼に足を取られながら、やっかいなイバラなどとも戦いながら草刈り等を行い、厳しい環境の中で多様な種の保存のために頑張っています!
(報告:2班 山本恵由美)
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