2月度の出前間伐は、今冬で最も積雪の多い日の開催となった。湯来町大谷大峯の間伐現場までのアクセス道には一面15cmの積雪があり、一部は圧雪状態でアイスバーンであった。その為、4WDの SUV以外の2輪駆動車は、途中で進む事が出来なくなり現地にたどり着く事すら出来なかった。通常なら作業を諦め引き返すところであるが、意気軒昂な参加メンバー一同は間伐装備一式を背負い、徒歩で現場へ移動した。間伐作業の実施にあたっては積雪が少なく、斜面が緩やかなエリアを選定して安全に注意しながら実施することとした。
いつも通り始業前にKYT(危険予知)ミーティングを実施。積雪場所での伐倒作業をテーマに、予測される危険と対処方法を話し合った。深雪の中では、岩、丸太等の障害物が見えず危険であること、間伐作業の移動では、足元に十分注意する事を全員で確認し共有化した。
4班に分かれ、リーダのもと伐倒技術を確認をしながら間伐作業を進行。悪条件での作業の為、間伐作業の大幅な進展は期待できなかったが、作業終了時には森の中が明るくなってきており、着実に作業が進んでいる事が実感できた。
今回参加したメンバーの中に、鳥取県智頭町の森林組合に就職が決まった山崎さんが含まれていました。これまで、もりメイト倶楽部の出前間伐に参加し、間伐技術を学んできた事は大変有益であったと感想を述べておられます。 既に智頭町の住居探し、引っ越し準備を開始しているとのこと。出前間伐への参加は、今回が最後となります。今後のご活躍を、間伐部会メンバー一同お祈りします。
(報告:2班 河野裕人)
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