謹 賀 新 年本 年 も よ ろ し く お 願 い し ま す |
大きな力で恵みを与えてくれる森を守るため“森は私たちの宝もの、未来に残したい、伝えたい”をメッセージとして『森づくりの先導的な役割』を担い駆け抜けてきた18年。活動は年々拡充し続け、いまや森林整備事業、里山自然体験事業、森林資源の維持管理・活用化事業、人材育成及び環境教育普及活動事業、交流(地域貢献)事業など多彩な活動を手掛けるようになりました。他団体に見られない充実した活動展開を現実のものにしたのは、みなさんの自然保護に対する高い意識と熱いボランティア精神が“結集したチカラ”以外のなにものでもありません。各界からも貢献度の高さを評価していただいています。
『伝える』ということを一考した時、私たちは長年ボランティアに身を投じ、個人が社会の課題解決のために仲間と「公共を担う」ことを当然とする世界にいるので気がつきませんが、ある調査ではボランティアに感心、参加希望者は9割近くあるものの、実際の参加状況は3割にとどまる結果が出ています。その中でも森林ボランティアという特殊な種の理解は低いのです。最近では東京の大学生を中心に「森ガール」など、「プチ苦労」を体験したい若者のムーブメントがあることは嬉しいですが、広島ではまだまだ・・・。現在活動している皆さんは希少生物といえますね(笑)。参加できないという人は「忙しい、仕事や趣味で時間がない」など、忙しい中でも活動を続けるみなさんには「言い訳だろう」と言いたくなる意見が最多。ほかに耳が痛いのは「ボランティアをしたいがきっかけがない、情報が少ない」です。実は関わっている私たちが模索している人に対してアクションを起こさないと仲間は増えていかないのです!
様々な事業に追われ、活動の意義や楽しさを人に伝えることや、参加した人を温かく迎い入れることを忘れては本末転倒。今後もそのことを重要視し意識を向けていくことが求められます。
4月からは20周年にむけたプレ年度の始まりです。
さらに社会に貢献するために「もっと伝える、もっと受けとめるチカラ」を会員一丸となって発揮していただくことをお願いして、素敵な市民社会の創造を一緒に頑張っていきましょう!
平成27年 元旦
副理事長 山本 恵由美
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