<ブナ科・シイ属>
照葉樹林を代表する高さ20メートルくらいになる常緑高木。東北南部から沖縄に分布する。
晩春、雄花がななめ上向きに出て、もくもくと樹冠一面にクリーム色の花を咲かせる。虫媒花で、花は強い香りを放つ。
ドングリは翌年の秋に成熟する2年型。「シイの実」として親しまれ生でも食べられ美味。
葉は長さ5~15センチ、厚い革質で先が細く尾状に長くのび、樹皮は縦に深く裂ける。
公園樹、薪炭材、建築材、シイタケのホダ木に利用。シイタケはシイの木に出るキノコという意味。
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▼紅葉が山里へ下りてきた。錦織りのように山から里へ、木々の枝先から下へと染まる様は実に美しく、
四季のある日本に生まれて幸せと思うひとときである。
▼実りの秋、10月例会の恵下山でも地面をおおうほどに、たくさんのドングリが落ちていた。
山々の動物たちも今年は、たらふく食べて安心して冬を過ごしてくれる事だろう。
―2014・10・26 恵下山 例会にて―
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