<サクラソウ科・イズセンリョウ属>
高さ1メートル前後になる常緑低木。湿った常緑樹林内にやや普通に生える。
春には、筒状の黄白色の小さな花を咲かせ、晩秋から冬にかけ直径約5㍉の乳白色の実を結ぶ。
葉身は長さ7~15㌢、先は鋭くとがり基部はくさび形で細長い。
名の由来は正月の花材として使われるセンリョウと似ており、伊豆地方に多いことから。別名“ウバガネモチ”。・・・
▼久々に参加した間伐部会。作業のはじめにKY(危険予知)の訓練。指差し、声出しの確認に、すっと背筋が伸びる。
▼所々に生え、しっとりした光沢感を持つ緑の一群、それは後に“イズセンリョウ”と判明、白い実が印象的。実から少し目をずらすとなんと、もう蕾が!
▼今夏、広島は大きな災害にみまわれた。私たちに出来る事は、忘れない事、伝えること、未来を信じる事。
冬の到来を前に、春に花を咲かせる蕾を準備している“イズセンリョウ”。実にたくましい。
―2014・11・16 安佐町 間伐部会にて―
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