<キキョウ科・ツルニンジン属>
山野の林縁に自生するツル性の多年草。他のものに巻き付いて2㍍位に伸びる。
8月~10月にかけて径3センチほどのつり鐘状の花を短い枝の先に下向きに付ける。
花冠の外側は白緑色、内側には紫褐色の斑点が見られ先は5裂する。
名の由来は根が朝鮮人参に似ているので。
ツルを切ると白い乳液が出、生薬では羊乳(ようにゅう)と呼ばれる。
類似種に花冠の斑文を老婆のそばかすに見立てた“バアソブ”があるが、
これに対し別名“ジイソブ”(爺のそばかす)と呼ばれる。・・・
▼澄んだ青空がぐんと高く、キンモクセイの香が辺りと包む。
穂をたれた黄金色の田の畦には、深紅のヒガンバナがここぞとばかりに咲き誇り、
陽を受けたススキは銀色に輝き風になびく。
▼いつもの場所にいつも通り花を咲かせた“ツルニンジン”。
いつも通りの何気ない平和な日常が心に染み入る。
祈、災害復興。この先も寄り添いながらの支援の継続を! ―2014・9・26 湯来町にて―
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