《新生間伐部会のスタートにあたって》
今回より間伐を行う広島市安佐北区安佐町大字宮野字迫谷の私有林
我が間伐部会の仕事は、立木の伐倒作業です。大きな木になればなるほど、その伐倒作業は難しく安全に倒すためには技術が必要となります。それだけに、思うように倒す事が出来た時の爽快感はひとしおで、それが病みつきとなって間伐作業にのめりこむことになります。間伐作業は、一連の森林整備の中でも、最もやりがいの感じられる迫力ある作業で華やかであるといっても過言ではありません。我が間伐部会が、もりメイト倶楽部Hiroshimaの部会の中でも人気のある部会となっている所以です。
しかし、一方で危険が常に伴います。一歩間違えば重大な事故につながります。そこで、倶楽部としてNPO法人化に移行した機会を捉え、安全管理のレベルをさらに向上させる事を目指し、安全管理システムを一新しました。今年度6月より8月の間で倶楽部全体のメンバーで話し合いを重ね知恵を出し合い、安全管理体制“小規模集中管理システム“にまとめ上げる事が出来ました。
2ヶ月間休止していた間伐部会も、ようやく今回9月度より再開する運びとなりました。新しい“小規模集中管理システム“を適用しての新生間伐部会の再スタートです。
“小規模集中管理システム“の骨子は
①少人数班構成による安全管理の容易化と徹底
②技術レベルにより層別化し、初心者・初級者の安全確保、上級者・リーダの認定による技術伝承の役割を明確化
③安全意識向上の為のKY訓練(危険予知訓練)の導入 リーダー指導真剣です
今回の間伐部会からは新しい作業フィールドに移り、新しい安全管理体制での作業となりました。最初に“小規模集中管理システム“について集中講義を行い、作業フィールドの概要と危険個所を参加メンバー全員で共有化しました。
その後、4班に分かれての作業開始です。まずは間伐作業に入る前に環境を整える事とし、林内歩道を整備し、作業道として森の中の移動を容易にする事に集中しました。リーダを中心に安全に作業を進め当日の作業は無事終了です。
次回10月度より、本格的な間伐作業に入ります。 間伐を待つ立ち木
(報告:間伐部会会長 河野 裕人)
No comments yet.