コシアブラ

＜ウコギ科・ウコギ属＞

北海道、本州、四国、九州の山地に生える落葉高木。
日当たりの良い明るい地を好み木の高さは最大20㍍になる。
葉は5枚の小葉をもつ掌状複葉で互生に付く。
長い葉柄を持ち、中央の葉が最も大きく、長さ10～20㌢、幅は4～9㌢、質は薄くやや光沢がある。
花は８～9月、枝先に、たくさんの黄緑色の小花を咲かせる。
実は４㍉のへん平な球形で紫黒色に熟す。
名の由来は樹脂を漉して金漆(ごんぜつ)という塗料をとったことから。
材は白く緻密で、薄くスライスして麦藁帽子に似た経木帽子や下駄などに利用。
新芽は「山菜の女王」と称され香りよく大変美味。

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▼今年度初の「もりメイトキッズ」のメインテーマは“自然の恵み”。
五感をフルに活かし楽しむ事を体験した子ども達。
そのたくさんの輝く笑顔に、山菜の女王・コシアブラも一役買った。

▼今、まさに「緑立つ」季節。木々が芽吹き葉を広げ、萌え出た緑は山を彩る。
手にした初々しい“コシアブラ”、うぶ毛をまとい透き通った緑が実に美しい。

▼鳥のさえずりをBGMに、愛でて採って味わって香りを楽しむ。
自然界の恵みや大切さを、未来を担う子どもたちへ伝えていけたらと、そう願う。

　―2014･4・27大竹 松が原にて―