オオイヌノフグリ

2014.3オオイヌノフグリ

 

 

 

 

 

 

 

<オオバコ科・クワガタソウ属>

西アジア原産の帰化植物。明治の時代に渡来し、日本全土に分布。
早春から春にかけて道端や野原に青い小さな花を咲かせる。
秋に発芽し翌年の初夏に枯れる越年草。
「フグリ」とは陰嚢の古風な読み方で、名前の由来は種子の形が犬の陰嚢と似ており、
在来種の“イヌノフグリ”より花が大きいことから。
繁殖力は極めて旺盛。花は日が当たると開き、かげると閉じる。
別名「星の瞳」

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▼2月の間伐部会では作業場へと向かう途中、真っさらな雪の上を闊歩する数種の動物の足跡を発見。
命の息づかいが聞こえてきそうな気配に胸が躍る。

▼日だまりの枯れ草の中からは、青空の雫を落としたような“オオイヌノフグリ”。
愛おしい小さな春を見つけた喜びに心が膨らむ。

▼感動に満ちた冬季オリンピックが終り、震災から丸3年を迎える。
福島から広島の吉和へ避難している若い母親の訴えを聞いた。
様々な感情が行き交い現実は思った以上に深刻。北国の春は遠い・・。
しかし春は必ず訪れる。どうか希望を失わず雑草のように逞しく、共に歩んで行けますように。

 

―2014・2・25 佐伯区湯来町(間伐部会)にて―

 

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