3月29日 例会
『安全な間伐作業の実践』
■ 今回は、伐採の手順や安全対策について、倶楽部の技術顧問である掛野さんより指導を
受ける講習会である。
湯来温泉クアハウスの駐車場に9時前集合のあと、相乗りで作業現場に向かった。
今回の参加者は31名で、間伐技術についての興味が皆高い現れである。
作業前のミーティングで三原さんより本日の作業内容の説明を受ける。
■ 全員で作業前の準備体操を行なう。
作業場所は間伐した材や石が点在する斜面である。安全に移動や作業をするために、体をほぐしておく事は重要。
■ まずは、受け口の切り込み。
伐倒方向を定めたら、チェンソーのバーを水平に保ち
ながら、木の直径の1/4程まで切り込みを入れます。
次に、チェンソーのハンドルを45°の角度に持ち替え斜めきりをします。
この時,切り込み過ぎないように注意します。
■ 斜めに空いた受け口の高さの2/3の位置から追い口をいれます。
このとき、受け口と平行に切り込んでいきます。
■ チェンソーのバーが隠れるほど切り込んだら、
矢(クサビ)を差込み軽く叩いておきます。
■ 直径の1/10程度を目安に切る部分を残し《ツル》ちょうつがいとして機能させます。
あとは、チェンソーを外し、鎚で矢を打ち込んでいくと徐々に伐倒方向に木が倒れます。
■ 木の重心を理解し、適切な方向に向けて受け口、追い口
を入れ、矢(クサビ)を入れてやると、ほぼ正確に倒すことが出来ます。
■ 今度は、枝が引っかかり、掛かり木となった場合の処理の仕方。
まずは、 『 引っ掛かってしまった。!』 の状態。
■ 途中の写真がありません。
(あっという間に倒しちゃった!)
材が回転しやすいようにツルの部分を斜めに切り込みます。 すると、少しおしてやると
簡単に回転しながら倒れます。
■ 一通りに作業方法の指導が終った後、各班に分かれて教わった事の実践です。
矢を入れて叩き込むと面白いように素直に倒れていきます。
今度、矢(クサビ)を買っとこ。
■ 昼食時に吉田さんからアサリの味噌汁の差し入れがありました。七輪と鍋まで持参で調理です。
冷めたコンビニ弁当にミソ汁はうまい。
■ 午後も各班に分かれて学んだ事を実践し、間伐作業を終えました。
チェンソーの手入れで、ヤスリやレンチを近くの道具箱から取り出して使い、適当に戻したので
工具の数が合いません。備品担当の吉山さんが、道具箱毎に色分けをして管理していたので、元に
戻すのは簡単でした。識別管理、管理の基本ですね。
■ 研修の感想、班ごとの今日の作業状況の報告や今後の予定についてなどの周知で、ミーティングを終了し、帰路についた。
有意義な一日でした。