「パブリックマインド」をもった市民組織であり続けるために

「パブリックマインド」をもった
市民組織であり続けるために

(会報誌「もりの手紙」2017年 新理事長挨拶)

NPO法人もりメイト倶楽部Hiroshima

理事長 山本恵由美

山本恵由美理事長20 年という大節目に理事長に就任することになりました。

森づくりリーダー養成講座の修了後に倶楽部を立ち上げてこ れまで 20 年間、メンバー同士で森林の価値を考え、議論して、 安全管理や保険適応など、当初から活動参加者を守るリスクマネジ メントにも力を入れ、例会や各部会ほか、それぞれの環境や依頼に 合った施業を行える真っ当な組織を目指してきました。

「森林の重要性」と同時に「保全の必要性」を啓発し続け、技術の 研鑽と共に多くの事業に携わることで、人に関わり、地域づくりな ど「社会に貢献していく公益性」を重視することも忘れることなく、 持ち続けてきました。

私は学生時代からボランティア活動を続け、社会の課題解決に繋がればと、多くの団体を設立 してきましたが、特に青年期から没頭したこの倶楽部への思い入れは強く、森に関わる活動が私のライフワークとなりました。

「もっと高みへ」と目標を掲げ、様々なことに興味を持ち県内外を飛び回って、企業・行政・教育機関 や NPO 等の団体のネットワークを構築してきました。その中でアイデア等を受け、活動を拡大し続け てきた結果、それはとても一団体とは考えられないほど多岐にわたる事業を展開する素晴らしい会に 成長を遂げています。

試行錯誤の中で私自身の成長も倶楽部が導いてくれたと感謝しています。

これまで多くの優れた人財によって支えられてきた会がこれからどう新展開していくのか。 理事に女性 2 名も加わり、少し若返った新体制でしっかりコミュニケーションを深め、 拡大路線から縮小するのではなく中身を今一度見直し充実させていく『縮充』を図っていきたいと思っております。

森林ボランティア活動が光輝高齢者のいきいき活動の場、世代交流やきっかけ作りの居場所になるよう 皆さんでつくっていきましょう。 そのためには倶楽部の存在意義を発揮する活動の財政は、会員の会費ほか寄付によって成り立っていま す。皆さんの支援なしでは事業は成り立ちません。これからも持続可能な社会であるために、社会全体を 見渡し、公益に寄与する活動を行う「パブリックマインド」をもった市民組織であり続けたい!

引き続き応援をどうぞよろしくお願いします。

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